関東ブロック
2015年06月23日
2015夏雲の集いの報告
- 日時
- 2015年7月6日(月)
- 場所
- 日本基督教団 王子教会
- 参加人数
- 81名
夏雲の集い 報告
当日は雨天となりましたが、足元の悪い中、81名の参加で王子教会の礼拝堂が満席になりました。
大久保正禎牧師による追悼礼拝は、「さがしています」という題で、資料館の遺品の声を聞き取った「さがしています」という本(アーサー・ビナード著)を紹介され、「自分の願いを声に出して、命の尊さを探しに行く者でありたい」と語られました。
第二部の関西の朗読グループ「ことば工房」による朗読会は、峠三吉さんや栗原貞子さん等の詩、 広島女学院の被爆証言集からのもの、広島二中の生徒の母親達の体験談等を主宰者の岩佐光世さんが構成されたもので、プロジェクターで当時の生々しい写真を映し、BGMを流しながら5名のメンバーが交替で読まれました。
どの体験談にも、この方でなければという持ち場があると聞いていましたが、アナウンサーの方の淡々とした口調、母親らしい温かみのある声などそれぞれ特徴があり、聴き応えのあるものでした。機会あるごとに耳にしている体験談にもまた新たな涙を誘われましたが、やはり広島で生まれ育った関岡直江(津田/高19・文英1)さんの朗読はひときわ心に響きました。
「ヒロシマを語り継ぐ会」の代表 浅海和子(脇/高19)さんと「ことば工房」は、この夏、広島を含む各地で数回の朗読会を開催されました。若い世代にヒロシマを知って頂ける機会が増えることを願わずにいられません。
(坂下)